家づくりへの想い
【条件その2】長持ちする家とは?
世界の家の寿命ってご存知でしょうか?
特にイギリス・フランス・ドイツの住宅の寿命が平均100年くらい、
中には300年以上!修繕を繰り返し大切に住み継がれているのに対して
日本の住宅の寿命は「わずか26年」と言われています。(国の白書より)
一生に一度の買い物といわれる住宅が
「住宅ローンを払い終える前」に寿命をむかえるなんて・・・。悲しい話ですが事実です。
では、どうすれば「長持ちする家」がつくれるのでしょうか。
実は、前章の「健康で快適で安心して暮らせる家」と
とても密接なつながりがあるのです。
というよりも、自然素材を使って健康で快適な家をつくれば、
結果的に長持ちする家もつくることができるのです。
なぜ自然素材を使った家が長持ちするのでしょうか?
それは自然素材で家をつくることにより、
建物自体が「呼吸をする」ようになるからです。
【外壁も日本の気候に適したスイス漆喰/耐久性・耐候性・遮熱性・調湿性】
呼吸する家とは、風通しのいい家という意味ではありません。
確かにそれも大切なことですが、
それよりも大切なことは湿気が多いときには吸収し、
湿気が少ないときは放出する「調湿する機能をもった家」のことです。
その機能の役割をするのが主には無垢の木だったり、
漆喰やけいそう土などの塗り壁材や壁下地材などの透湿性能のある建材です。
日本の住宅の寿命の問題も高温多湿な気候風土から家を守るためにも
調湿する機能をもった家をつくることが必要不可欠なことなのです。
そのためには、自然素材と透湿建材を使って健康で快適で安心して暮らせる家をつくることが一番です。
ただ、気をつけなければいけないのがやみくもに自然素材やと透湿建材を使うのではなく、
質のいい材料を適材適所で使用しなければ意味がありません。
自然素材や透湿建材を使っても「壁体内に結露」をおこしてしまっては意味をなさないからです。
【付加断熱(外断熱)部材も木質製の自然素材を使用】
結露によるカビやダニはシックハウスの原因となり、
特にお家の在宅時間が長い小さなお子様や高齢者のにとって呼吸器官等への健康に悪影響を及ぼします。
そしてもちろん家の骨組みとなる構造材の強度や耐震性が
「できる限り最高レベルを絶対条件」が言うまでもありません。
地震大国といわれる日本およびその周辺で人間のからだに感じる地震(震度1以上の有感地震)は、
1年間に1,000~2,000回程度あります。
何度も繰り返し起きる地震、そしてきたる大震災にも耐えれる構造にする必要があります。
大手ハウスメーカーから私たちのような地域密着型の工務店も
「地震対策」「健康対策」「省エネ対策」には各社それぞれの標準的な工法や等級があり考え方もさまざまです。
どれが正解とは一概には言えませんが
私たちは「お客様ご家族の幸せと健康と財産を守る使命がある」そのことを大前提にして厳選したものをご提案しております。