スタッフブログ

2026-03-03 16:59:00

理想の暮らし?

 あなたにとって、住みたい家とはどんな家ですか?

 家づくりを考え始めたとき、はっきりとした要望が明確な方は、ほとんどいません。

LDK+主寝室+洋室2間、あとは収納が欲しいです」

「家事動線はこうしたい」など、家族構成から自然に出てくるご要望はあります。

 

でも、私が大切にしたいのは、そういうお話ではなく、その前の段階です。

どんな暮らしがしたいのか、どんな過ごし方をしたいのか――

当たり前すぎて、普段は気づかないことを、打ち合わせの中で見つけていきたいと思っています。

例えばこんな感覚です。

「落ち着く家がいい」

「帰ってきたときにほっとしたい」

「家族みんなでのんびり過ごせる空間が欲しい」

「光や風の感じが心地いい場所がいい」

人それぞれ違いすぎて、それがどんな空間なのかまでは、すぐには見えないことです。

 

ご家族の想いも、最初から一本の糸のようではありません。

ふわふわとした綿のように、漠然としたもの。

 たとえば、思い出の中の風景や時間:

  子どものころの家の匂い

・冬の日に室内に差し込む光の温かさ

・「ただいま」と帰ってきたときの家族のわいわいした感じ

 打ち合わせでは、そうした断片を少しずつ伺います。

と言うよりも話している中で、ふっと出てくることがあるのです。

 回を重ねるうちに、ふわふわしていた綿がより合わさり、一本の糸から布になっていくような感じです。

 

光や風の入り方から窓の高さや位置、壁や床の素材も、庭の植栽も含めて、ご家族のストーリーを

想像して設計していきます。

私たちは見た目重視の家づくりはしていませんが、

少し時間をかけて作り上げたおうちは、愛着を持って暮らしてもらえるのではないか。

ご家族の毎日が豊かになるのではないかと思っています。

 

打ち合わせの中で、うまく言葉にできなくてもいいんです。

私たちも探ろうとしても探れないのです。

 

一緒に話す中で「ああ、こんな生活がしたかったんだ」と原点を見つけられるかもしれません。

せっかくの家づくりの時間に、ご自分の想いの棚卸をしてみるのもおすすめです。