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HYGGE ヒュッゲな暮らし② 巨匠の自邸
豊田市を中心に新築・リフォーム・店舗を手掛ける
SaKABE KENCHIKU:坂部建築です。
HYGGE(ヒュッゲ)とは、デンマークやノルウェーの言葉で
「大切な人と過ごすリラックスした時間」「大切な物に囲まれた幸せ」など、
心の豊かさをあらわす言葉です。
HYGGEな暮らし・・・を考えた時、私が大好きな建築家の名前を思い浮かべました。
フィンランドの巨匠「アルヴァ・アアルト」と自邸です。
妻アイノ・アアルトと共に1936年に設計し、以後40年に渡り暮らした住宅。
アアルトが理想としたのは、
自然と調和し、愛するものとつつましく暮らすことができる空間です。
アアルトハウスには、人を包み込むような、あたたかな雰囲気が感じられます。
住み心地の良い家とは、広さや間取りでない。
本当に大事なことは、そこで過ごす時間がいかに豊かに感じられるか。
改めて住宅という建築について考えさせられる住宅です。
良き妻であり、建築家であり、優れたデザイナーでもあったアイノは、
アルヴァにとって人生を分かち合うことのできる最良のパートナーでした。
アイノ・アアルトなくしては、アアルト自邸もマイレア邸も生まれてはいなかったかもしれません。
今でも現存するアアルトの自邸、いつか必ず訪れてみたいです。