スタッフブログ
暮らしは、子どもにとって“遊び”なんだと思う
最近、ふと思うことがあります。
我が家の子どもたちは中学1年と小学4年の姉妹です。
小さい頃から鰹節を削ってみたり、庭のお花をいけたり、干し野菜を一緒につくったり。
特別なことではないけれど、暮らしの中にあることが、子どもたちにとってはぜんぶ遊びでした。
公園で思いきり遊ぶのも大好きでしたが、洗濯物を一緒に干したり、たたんだりする時間も、
今思うと、とても豊かな時間でした。
思春期に入った今は、そんな時間もずいぶん減ってしまいました。
でも、ふとしたときに一緒に洗濯物をたたみながらおしゃべりしたり、気まぐれに
お料理をしてくれたり、お菓子作りに奮闘していたり・・・
小さい頃に蒔いた“暮らしの種”が、少しずつ育っているなと思うことがあります。
子どもにとっていい環境を、と考えたときに
「リビングに勉強スペースを」という考え方があると思います。
でも私は、それ以上に大切なことがあると思うのです。
それは、やっぱり暮らしの楽しみを伝えたいってこと。
子供は暇な時間が嫌いです。ゲームに出会えば、刺激的で吸い寄せられてしまう。
ゲームよりも先にそこを知ってほしいなと思うんです。
そんな積み重ねが、子どもにとっての土台になっていくのではないかと思っています。
「ちゃんと育てなきゃ」と思うほど、少し苦しくなってしまうこともありますよね。
こう書くとすごくちゃんとした親に見えるかもしれませんが、全然ちゃんとはしていない。
その分野が好きだからやっているだけのこと・・・
暮らしの中でお子さんと共有できる時間があること、ただ一緒にいることが苦しい時もある。
ちょっとひとりになれるけど、個になりすぎないこと。
そんなことを思いながら、設計をしています。
別荘建築
この何か月か、別荘を考えているという方に同行して何軒かの別荘を
見て回っていました。
別荘ってすごいです!
暮らす家じゃないんです。
もちろん屋根も壁もキッチンもお風呂もトイレはありましたよ!
何というか、夢がつまってるというのかな?動線とか収納は後回し、
お風呂が一番いい場所に作られて、とても見晴らしが良かったり、
渡り廊下みたいなのがあって、探検みたいでワクワクしたり・・・
キッチンがカフェみたいにどどーんと斜めに設置されているところも
ありました。
外構も手作りでかわいくしてあったり、○○庵みたいな看板がついていたり・・・
楽しむことがベースの建物が多かったです。
今まであまり別荘に意識を向けたことはなかったので、こんなに楽しい
世界があったんだなぁと新発見でした。
でも無事に別荘も決まったそうなので、物件探しの同行も終わりましたが、
楽しいエッセンスはたくさん受け取ってきました。
いろんな気づきをありがとうございました。
今年の夏は避暑地で楽しめそうですね!
壁塗りしてきました
先日、リフォームのお客様のお宅で、カルククリームを一緒に塗りました。
今回の壁と天井で、1日目は一度塗り、二日目に仕上げという工程でした。
今回、小学生の息子さんは野球で忙しく、2日間とも参加できないのが少し
残念そうで、夕方にお子さんが帰宅したタイミングで、明かりを灯しながら
1時間ほど重ね塗りを体験してもらうことに・・・
ベイマックスのようなつなぎを着て、ときどきふざけて遊びながら名前を
天井にしっくいで描いたり、ブラックジャックのような頭になったり…
子どもも大人も一緒に笑い、夢中になれる時間。手を動かす楽しさと、
皆で作り上げる特別な時間の心地よさを、あらためて感じた二日間でした。
家族で過ごす時間や手作業の体験は、日常に小さな喜びと、心に残る特別な
瞬間を添えてくれます。疲れもあったけれど、その先に待っていた笑顔と
感動は何物にも代えがたいもの。手を動かすことの温かさを、お子さんたちと
一緒に体験できたことに、心から幸せを感じました。ありがとうございました。
理想の暮らし?
あなたにとって、住みたい家とはどんな家ですか?
家づくりを考え始めたとき、はっきりとした要望が明確な方は、ほとんどいません。
「LDK+主寝室+洋室2間、あとは収納が欲しいです」
「家事動線はこうしたい」など、家族構成から自然に出てくるご要望はあります。
でも、私が大切にしたいのは、そういう“お話”ではなく、その前の段階です。
どんな暮らしがしたいのか、どんな過ごし方をしたいのか――
当たり前すぎて、普段は気づかないことを、打ち合わせの中で見つけていきたいと思っています。
例えばこんな感覚です。
「落ち着く家がいい」
「帰ってきたときにほっとしたい」
「家族みんなでのんびり過ごせる空間が欲しい」
「光や風の感じが心地いい場所がいい」
人それぞれ違いすぎて、それがどんな空間なのかまでは、すぐには見えないことです。
ご家族の想いも、最初から一本の糸のようではありません。
ふわふわとした綿のように、漠然としたもの。
たとえば、思い出の中の風景や時間:
・ 子どものころの家の匂い
・冬の日に室内に差し込む光の温かさ
・「ただいま」と帰ってきたときの家族のわいわいした感じ
打ち合わせでは、そうした断片を少しずつ伺います。
と言うよりも話している中で、ふっと出てくることがあるのです。
回を重ねるうちに、ふわふわしていた綿がより合わさり、一本の糸から布になっていくような感じです。
光や風の入り方から窓の高さや位置、壁や床の素材も、庭の植栽も含めて、ご家族のストーリーを
想像して設計していきます。
私たちは見た目重視の家づくりはしていませんが、
少し時間をかけて作り上げたおうちは、愛着を持って暮らしてもらえるのではないか。
ご家族の毎日が豊かになるのではないかと思っています。
打ち合わせの中で、うまく言葉にできなくてもいいんです。
私たちも探ろうとしても探れないのです。
一緒に話す中で「ああ、こんな生活がしたかったんだ」と原点を見つけられるかもしれません。
せっかくの家づくりの時間に、ご自分の想いの棚卸をしてみるのもおすすめです。
着物と暮らし
昨年、お洋服よりも着物の方が体が整うという着付けを習っていました。
それからどんなものかと着物を着て過ごしたり、寝るときは浴衣生活を続けてきました。
何がわかったかと言うと体が楽なんです。
慣れるまではたもとが邪魔だなぁとも思いましたが、それもだんだんと慣れて、
腰痛や肩こりもなくて、忙しい日にも疲れ切らないのです。
着物ってすごい。そしてそれを発見された先生もすごいと着れば着るほど感動です。
で・・・
着物で椅子に座ると帯が気になったり、あまり心地よさを感じられなくて、
畳の部屋に腰を下ろしている日が増えてきました。
ですが正座は疲れるなぁと思っていたら、こんな本に出会いました。
昔は正座だけが座り方ではなくて、お茶会でも足を崩してお点前をしていたとか・・・
武士がヤンキー座りをしている写真も載ってます。
そういえばお雛様たちも変な足してますよね~
なんでお行儀悪いのかなぁと毎年思っていましたが、普通だったのかもしれません。
そしてここから本題です。(序章が長すぎかな?)
畳で床の暮らしをすると、家具がすごく減ります。テーブルと座布団だけでいいですから。
ダイニングとリビングを分ける必要もありません。
ベットやソファの下は、かなりの埃だまりです。案外無駄な部屋や家具がいらない和の暮らしに
戻っていくことが、ストレスなく暮らせるのかもしれません。
ちなみに正座で勉強すると集中力も高まるそうですよ!




